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202407/30

まだまだ続く?福岡都市圏の地価上昇 売却も投資も、今がチャンス! ①

福岡都市圏の地価上昇が続いています。売却も、不動産投資も今がチャンス……
と言われるものの、日々の暮らしに直結する物価の変動と異なり、土地の価格の動きは、今ひとつピンとこないもの。実際に、どこがどのようにあがって、私たちのこれからにどう影響してくるのでしょうか。
地価調査、公示地価の鑑定評価を担当する不動鑑定士のひとり、扇幸一郎氏に、福岡の地価の動き、その特徴を聞きました。

住宅地も商業地も福岡市は11年連続上昇

 昨年9月に発表された地価調査(7月1日時点)によると、福岡県の地価上昇率は、商業が3年連続全国1位、住宅地や工業地を含めた全体の上昇率も全国2位で、東京、大阪、名古屋の3大都市圏を大きくしのいでいます。特に福岡市は住宅地、商業地とも11年連続上昇。上昇幅も大きく拡大しています。
 今年1月1日時点の公示地価が近く発表されます。私も鑑定評価を担当しましたが、その実感としては前回の地価調査同様、福岡都市圏は、まだまだ高い上昇を示していると見てよいでしょう。

 要因の一つは、「天神ビックバン」「博多コネクトティッド」など都心部でビックプロジェクトが続いてることです。
当然、当該エリア、すなわち商業地の価格は大きく押し上げられます。ですが、影響はそれにとどまるものではありません。

 再開発でオフィスビルが増え、テナントが増え、その結果働く人が増えることができます。人口の増加は不動産を動かす最も大きな原動力です。
もともと学校が多く、通販会社など若い女性たちが活躍できる職場も多い福岡市は、他都市からの若年層の流入も多く、人口減少が全国的な問題となっている中で、2040年まで人口が増え続けていると予測されています。
そこで、さらに「働く場」が増えるわけですから、地価が下がる要因は福岡に限っては、さほど考えらないわけです。

その②へ続く


プロフィール
不動産鑑定士
扇 幸一郎 (おおぎこういちろう)
よりそい不動産鑑定株式会社 代表取締役

電話:092-753-9680
住所:〒810-0041
福岡県福岡市中央区大名2丁目4番38号チサンマンション天神Ⅲ209