まだまだ続く?福岡都市圏の地価上昇 売却も投資も、今がチャンス! ②
福岡都市圏の地価上昇が続いています。売却も、不動産投資も今がチャンス……
と言われるものの、日々の暮らしに直結する物価の変動と異なり、土地の価格の動きは、今ひとつピンとこないもの。実際に、どこがどのようにあがって、私たちのこれからにどう影響してくるのでしょうか。
地価調査、公示地価の鑑定評価を担当する不動鑑定士のひとり、扇幸一郎氏に、福岡の地価の動き、その特徴を聞きました。
新たに注目される住宅地 地価上昇の波は周辺部へ波及
都心部の再開発だけではありません。地下鉄七隈線の延伸で、沿線が市の西南部へと広がりを見せています。また、西鉄大牟田線沿線では、新駅・桜並木駅の開業効果もあり、博多区の雑餉隈エリアに高級マンションの建設が相次ぐなど、住宅地として再評価されています。
もともと学生・単身者が多くワンルームマンションが並んでいた中央区の清川エリアも、ファミリー向け分譲マンションに変貌する傾向がみられます。
町は変化していくものですが、福岡はその転換のスピードが早い。エリアが狭いコンパクトシティで、かつ人口が増え続けているため、売りたい人より買いたい人が多く、それが結果的に土地の上昇につながっているわけです。
さらに、福岡市内の地価が急激に上がり、マンションも買いにくくなったことから、西鉄沿線の大野城、春日、あるいはJR沿線の福津、古賀などへと波及効果が生まれています。もともと、土地が安くて買いやすかったエリアのうち、通勤利便性の良いところへ地価上昇の波はじわじわと波及しています。
元気都市・福岡の成長は続く 住み替え、売却、運用の好機
「元気都市」福岡は、今後も成長していくと思われます。海外投資家、富裕層、相続対策を考える人。いろいろな人たちが「福岡で不動産を買いたい」と狙っています。「セカンドハウス」の需要も伸びています。
とはいえ、地価の動向は景気や金利などさまざまなことに左右されます。不透明な部分もあり、「まだ上がるから待っておいた方がいい」ということはできません。」どこで売り、どこで買うかはその人のタイミング次第。手狭となった住まいの住み替えを考えている方、郊外の広い一戸建てから駅近くのマンションへ転居を検討している方、相続した不動産をどうしようかと迷っている方々にとって、今は売却、住み替え、運用などを具体化するには絶好のチャンスと言えるでしょう。土地の価格が上がっている今だからこそ、早めに動き出すことが相続税の対策にもつながります。ご家族で話し合い、検討されることをお勧めします。
扇 幸一郎 (おおぎこういちろう)
電話:092-753-9680
住所:〒810-0041
福岡県福岡市中央区大名2丁目4番38号チサンマンション天神Ⅲ209